第17回宝島社『このミステリーがすごい!』大賞にて【U-NEXT・カンテレ賞】をサプライズで決定!受賞作をドラマ化!
USEN-NEXT GROUPの株式会社 U-NEXT(本社:東京都品川区 代表取締役社長:堤 天心 以下、U-NEXT)及び、関西テレビ放送株式会社(本社:大阪府大阪市北区 代表取締役社長:福井澄郎 以下、カンテレ)は、株式会社宝島社の主催する第17回『このミステリーがすごい!』大賞(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:蓮見清一)にて、ドラマ化を前提とした「U-NEXT・カンテレ賞」をサプライズで授賞することを決定いたしました。
「U-NEXT・カンテレ賞」は、 第18回『このミステリーがすごい!』大賞に、 ドラマ化を前提とした賞として新設されますが、 このたび第17回の1次選考通過作品の中から、 登美丘丈(応募時筆名:浪華壱)氏の『その男、 女衒(ぜげん)』が、 サプライズとして受賞することが決まりました。 受賞作は“『このミステリーがすごい!』大賞ドラマシリーズ(仮)”としてドラマ化(配信およびTV放送)を予定しております。
【U-NEXT・カンテレ賞】サプライズ受賞作品
『その男、 女衒(ぜげん)』 登美丘丈(とみおか・じょう)
(応募時筆名:浪華壱)
※ドラマ配信&放送時に改題する可能性がございます
U-NEXT・カンテレ賞選考会コメント
この物語の軸になるのは、 日本の裏社会で生きるしかなかったある男の壮絶な復讐劇です。 現代日本の大都市に蔓延る闇、 そしてそこに横たわる人間味あふれるドラマが繊細に描かれており、 かつ映像化した際のエンタメ的な伸びしろを感じさせ、 拝読した瞬間に「チャレンジしたい」と思わせる内容でした。 このたび、 サプライズでのU-NEXT・カンテレ賞として連続ドラマ化できることを、 プロジェクトチーム一同大変嬉しく思っております。 ぜひご期待ください。
<作品内容>
妻を失った”女衒”の復讐劇と偽装結婚から始まるメロドラマの二重奏
八戸で缶詰工場を営む中年男・佐藤幸造は、 女衒(ぜげん)と称する男の提案を受け、 中国人女性・李雪欄と偽装結婚した。 籍を入れるだけで金がもらえるなら「一度くらい冒険するのもいいかもしれない」と思ったのだ。 ホステスの母親に捨てられて施設で育ち、 歌舞伎町の顔役になった女衒は、 妻を自殺させた男達への復讐を続けていた。 李は中国にいる夫の治療費を稼ぐため、 女衒に斡旋されたマッサージ店で働いていた。
一年後。 末期肝臓癌を宣告された佐藤は上京し、 身元を伏せて李に逢い、 本物の夫に嫉妬する。 いっぽう”最後の復讐相手”に辿り着いた女衒は、 黒幕の正体と己の過去に直面していた。
壮絶な過去を持つ新宿の斡旋屋、 見知らぬ相手と擬装結婚した中年男、 夫のために出稼ぎをする中国人女性──三人の境遇や想いを交互に示すことで、 復讐譚とメロドラマが並走していく。
(1次選考委員 福井健太氏(書評家)選評より)
「U-NEXT・カンテレ賞」について
株式会社宝島社が主催する『このミステリーがすごい!』大賞(第18回 2018年6月1日募集開始)に、 ドラマ化を前提とした「U-NEXT・カンテレ賞」が新設されます。
「U-NEXT・カンテレ賞」
対象:第18回『このミス』大賞の全応募作品より1作品(大賞・優秀賞受賞作とのW授賞はございません)
賞金:100万円
副賞:ドラマ化(U-NEXTにて配信、 カンテレにて地上波TV放送を予定)
第18回『このミステリーがすごい!』大賞は、 2018年6月1日(金)から応募受付。 募集要項は、 公式サイトをご確認ください。
これまでの『このミステリーがすごい!』大賞受賞作をドラマシリーズ化する、 U-NEXTとカンテレの共同プロジェクト『このミステリーがすごい!』大賞ドラマシリーズ(仮)
第18回「U-NEXT・カンテレ賞」の他にも、 歴代の『このミステリーがすごい!』大賞受賞作(※注)をオリジナルドラマ化する、 U-NEXTとカンテレの共同プロジェクト“『このミステリーがすごい!』大賞ドラマシリーズ(仮)”が進行中。 今回発表しました第17回『このミステリーがすごい!』大賞【U-NEXT・カンテレ賞】サプライズ受賞作である「その男、 女衒(ぜげん)」についても本シリーズでドラマ化を予定しております。 このドラマシリーズは2019年より、 映像配信サービス「U-NEXT」での独占配信およびカンテレでの地上波TV放送を予定しております。
『このミステリーがすごい!』大賞とは
ミステリー&エンターテインメントブックガイド『このミステリーがすごい!』を発行する宝島社が、 新たな時代のミステリー&エンターテインメント作家・作品の発掘・育成を目的に、 2002年に創設した新人賞。 大賞賞金は文学賞最高額である1200万円。 受賞作はすべて書籍化している。
第153回直木賞を受賞した東山彰良氏や、 第15回大藪春彦賞を受賞した柚月裕子氏、 累計1000万部突破の『チーム・バチスタの栄光』シリーズの海堂尊氏などの作家を輩出している。
受賞作品からは多くのベストセラーが誕生し、 『がん消滅の罠 完全寛解の謎』(岩木一麻・2018年テレビドラマ化)、 『さよならドビュッシー』(中山七里・2013年映画化、 2016年テレビドラマ化)、 『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官』(梶永正史・2016年テレビドラマ化)、 『一千兆円の身代金』(八木圭一・2015年テレビドラマ化)、 『果てしなき渇き』(深町秋生・2014年映画化、 映画タイトル『渇き。 』)など映像化作品も送り出している。
また、 受賞には及ばなかったものの将来性を感じる作品を「隠し玉」として書籍化し、 『珈琲店タレーランの事件簿』シリーズ(岡崎琢磨)、 『スマホを落としただけなのに』(志駕晃・2018年映画化)他のベストセラーを生み出している。
(※注)『このミステリーがすごい!』大賞ドラマシリーズ(仮)でドラマ化する歴代の『このミステリーがすごい!』大賞受賞作は、 「大賞」「優秀賞」、 非受賞であるが将来性を感じる作品を書籍化した「隠し玉」、 『このミステリーがすごい!』大賞応募作品が対象となります。